沖縄電力の電気料金は高い?一番お得な電力会社を徹底比較

沖縄は日本とは到底思えないようなリゾート感覚の強いエリアとして有名です。建物も独特な雰囲気があってハワイのような感じがありますし、まさしくビーチを連想させる海辺も青い海でくつろぐことができます。

食べ物に関しても、独特な食材が多くあり、グルメにも人気です。観光するには最適な沖縄ですが、住む上でも魅力的なエリアであることは間違いありません。

そんな沖縄において、安定した電力供給を行っているのが沖縄電力です。その沖縄電力では、少しでも電力費を抑えようと努力されていますが、それでも電力自由化によって新しい電力会社が続々と誕生しており、価格的に高い印象があります。

では、具体的にはどれだけ高いものなのでしょうか?ここでは、沖縄電力の魅力的な電気料金プランを紹介しつつ、他の電力会社との違いについて明確にしていきます。

 

沖縄電力の電気料金情報まとめ

沖縄電力は、沖縄県のみをエリアとしている電力会社です。他の電力会社は複数県にまたいで運営していますし、北海道電力のように広大なエリアをカバーしているわけではありませんので、2009年度の販売電力量は74億78百キロワットとなっていて、一般電気事業者10社中10位です。

一般家庭向けが39.5%で商業用その他が48.3%、大口産業用が12.2%という内訳になっております。大口産業用の内訳として、在日米軍基地向けが9.4%程度あるのが沖縄県らしい特徴といえます。

供給地域は沖縄県内のみということもあり、実は供給地域の小ささから設立当初は沖縄電力の一部門にしたほうが良いという意見も多くみられました。沖縄県における大手企業の一つとなっていて、沖縄県が約5%の株式を保有しています。

沖縄電力の発電設備のほとんどは火力となっていて、重油価格の上昇の影響を受けやすい事業構造となっています。沖縄電力が発電に使用する石炭と天然ガスは、特別措置で石油石炭税が全額免除されている特徴があります。

沖縄電力に電気を供給する電源開発の発電所が使用する石炭についても同様の措置が取られています。日本で唯一、原子力発電所を持たない電力会社としても有名ですが、2009年に策定された中長期経営計画においては、小型原子力発電の導入可能性の研究がクローズアップされています。

沖縄電力のスローガンは「地域とともに、地域のために」となっています。歴史を紐解くと、1953年4月に沖縄では戦後初となる新設石炭火力発電所である牧港火力発電所1号機が運転開始しています。

その後、1954年2月にアメリカ軍占領下の沖縄において、米国民政府出資の琉球電力公社が誕生して、1965年6月には金武火力発電所が運転開始しています。

また、1969年6月には北谷火力発電所が運転開始するなど、活発的に投資が行われました。そして、1972年5月には沖縄の日本復帰により日本政府および沖縄県出資による特殊法人という形で、沖縄電力株式会社が設立されましたが、琉球電力公社から電力事業を引き継いでいるのが特徴です。

発電施設としては、全発電量の9割以上火力発電となっており、火力発電所としては18箇所、212万9,250kWの能力があります。他では、以下のような発電所があります。

汽力発電所
・牧港火力発電所
・石川火力発電所
・具志川火力発電所
・金武火力発電所
・吉の浦火力発電所

ガスタービン発電所
・牧港火力発電所
・石川火力発電所
・宮古発電所
・石垣第二発電所
・吉の浦火力発電所

内燃力発電所
・久米島発電所
・渡嘉敷発電所
・渡名喜発電所
・粟国発電所
・南大東発電所
・北大東発電所
・宮古発電所
・宮古第二発電所
・新多良間発電所
・石垣発電所
・石垣第二発電所
・波照間発電所
・与那国発電所

風力発電所
・南大東可倒式風力発電設備
・粟国可倒式風力発電施設
・多良間可倒式風力発電施設
・波照間可倒式風力発電施設
・与那国風力発電所

課題としては、福島第一原子力発電所事故以降に経済産業省と電力会社の天下り問題が監督官庁である経産省の原子力発電所における安全基準のチェックを甘くさせる構造として批判が集まったという問題があります。但し、沖縄電力自体は2019年現在も原子力発電所を所有していません。

沖縄電力の電気料金推移

沖縄電力では、時代背景などを鑑みて、常に電気料金の見直しを実施しています。代表的な価格変化としては以下のようなものがあります。
改定時期
改定率
改定の経緯
1988年1月1日
▲17.83%
燃料費の低減
1989年4月1日
▲2.96%
消費税の導入にあわせて原価補正
1996年1月1日
▲6.29%
経営効率化の実績・見込による原価の低減
1998年2月10日
▲4.67%
経営効率化の実績・見込による原価の低減
2000年10月1日
▲5.42%
経営効率化の実績・見込による原価の低減
2002年10月1日
▲5.79%
経営効率化の実績・見込による原価の低減
2005年7月1日
▲3.27%
経営効率化の実績・見込による原価の低減

沖縄電力の料金をシミュレーションできる?

沖縄電力は、他の電力会社と比較して値動きが少ないという特徴があります。そもそも、歴史自体がまだ少ないという点がありますが、様々な優遇を得つつも今の電気料金体系が構築され提案す。

その沖縄電力で、実際にどのような料金になるのかを確認する方法として、シミュレーション機能があります。これは、沖縄電力のホームページで提供されているサービスであり、検針票または電気ご使用実績照会サービスのデータを利用して実施できます。

また、以下の契約の方を対象としてシミュレーションすることができます。
・従量電灯
・グッドバリュープラン
・時間帯別電灯
・Eeらいふ
・Eeホームホリデー
・Eeホームフラット

他にも、以下のプラン同士でどちらがお得になるのかをシミュレーションする機能があります。
従量電灯⇔グッドバリュープラン
Eeホームホリデー⇔Eeホームフラット
Eeらいふ⇔EeホームホリデーおよびEeホームフラット

以上を有効活用することで、仮に電気料金プランを乗り換えた場合にどのようなメリットがあるのかを明確にすることができます。

沖縄電力の電気料金確認と計算方法

沖縄電力において、電気料金としては基本料金、電力量料金、再生可能エネルギー発電促進賦課金の合計額で算出しています。この方法は、他の電力会社と同じスタイルであり、基本料金は契約電流(アンペア)または契約電力(キロワット)によって変動する仕組みとなっています。

電力量料金は使用電力量によって算出して、燃料費調整額を燃料費の変動に応じて加算あるいは差し引かれる形となっています。具体的な計算式は、以下の通りです。

電気料金 = 基本料金 + (電力量料金単価 × 一ヶ月の使用電気量) ± (燃料費調整単価 × 一ヶ月の使用電気量) + (再生可能エネルギー発電促進賦課金 × 一ヶ月の使用電気量)

実際に請求される金額については検針票で確認することができます。また、電気メーターまたはスマートメーターの数値を確認することで算出することが可能です。

他では、電気ご使用実績照会サービスに登録することで、Web上で電気料金をチェックすることが可能です。

沖縄電力の電気料金プラン一覧

沖縄電力は、限られたエリアでありますが、その中で魅力的な料金プランを用意している印象があります。主な料金プランとしては以下が挙げられます。
・グッドバリュープラン
・Eeホームホリデー
・Eeホームフラット
・従量電灯
・時間帯別電灯

では、それぞれにどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

グッドバリュープラン

一般のご家庭や、小規模事務所等で電気をお使いのお客さま向けのメニューとなっています。従量電灯と比較すると、2段目、3段目の料金単価を割安に抑えたおトクなメニューとなっていルノが魅力的です。

加入においては注意点がありまして、 ご加入後は検針票が発行されないこと、支払い方法は「口座振替」か「クレジットカード」のみであり、「請求書払い」は選択できないこと、離島地域(宮古・八重山・久米島など)は対象外となる点があります。

他にも、グッドバリュープランから別の契約種別に変更した後に1年に満たない場合は、グッドバリュープランでの再契約は行えず、支払期日をさらに20日経過しても料金2の支払いがない場合は、需給契約を解約する場合があります。

また、需給契約の解約後、改めて沖縄電力と再契約を行う際には、未払料金の全額を請求されるケースもあります。
区分
単位
料金単価
最低料金
最初の10kWhまで
1契約
395円08円
電力量料金
11~120kWh
1kWh
23円53円
121~300kWh
1kWh
27円50円
301kWh~
1kWh
28円80円

Eeホームホリデー

Eeホームホリデーは、オール電化のご家庭向けの新しい電気料金メニューとして誕生しました。従量電灯の適用範囲に該当する需要であり、かつ居住に必要な機能があり夜間蓄熱式機器またはオフピーク蓄熱式電気温水器を使用しており、昼間時間以外への時間帯への負荷移行が可能、またこの要綱の適用を希望されて協議が整った場合に利用できます。

Eeホームフラットと比較して、土曜日曜および休日の日中ならびに平日を含めた朝夕に割安な単価が設定されます。また、オール電化住宅にすると毎月の電気料金が10%割り引かれ一層おトク感が強まります。

区分
単位
料金単価(円)
基本料金

1契約
1620円00銭
電力量料金
昼間時間
夏季
1kWh
38円65銭
その他季
1kWh
35円23銭
生活時間
1kWh
26円71銭
夜間時間
1kWh
10円97銭
Eeプラン割引(全電化割引)

割引対象額×10%

Eeホームフラット

Eeホームフラットは、エコキュートや電気温水器をお使いの方で、年間を通じて昼間に電気の使用量が多いお客さまにおすすめのメニューとなっています。Eeホームホリデーと比較して、昼間時間帯に割安な単価が設定されます。

また、オール電化住宅にすると毎月の電気料金が10%割り引かれ一層おトクとなります。

区分
単位
料金単価(円)
基本料金

1契約
1,620円00
電力量料金
昼間時間
1kWh
28円62銭
夜間時間
1kWh
10円97銭
Eeプラン割引(全電化割引)

割引対象額×10%

従量電灯

従量電灯は、電灯または小型機器を使用する需要で電灯または小型機器の総容量が50キロワット未満の場合に適用されます。低圧電力とあわせて契約する場合においては、電灯または小型機器の総容量と低圧電力の契約電力との合計が50キロワット未満となる点に注意が必要です。

単位
料金単価(円)
最低料金
最初の10kWhまで
1契約
395円08銭
電力量料金
10kWhをこえ120kWhまで
1kWh
22円53銭
120kWhをこえ300kWhまで
1kWh
27円97銭
300kWhをこえる部分
1kWh
29円91銭

時間帯別電灯

時間帯別電灯は、エコキュートや電気温水器をお使いの場合など、夜間の使用率が高い方におすすめのメニューとなっています。食器洗い機や電気炊飯器等の家電製品を、タイマーを活用して夜間時間に使用することによって、割安な料金で電気を使用することが可能です。

区分
単位
料金単価(円)
基本料金

1契約
842円40銭
電力量料金
昼間時間
最初の90kWhまで
1kWh
26円10銭
90kWhをこえ230kWhまで
1kWh
32円42銭
230kWhをこえる部分
1kWh
34円66銭
夜間時間
1kWh
11円82銭
5時間通電機器割引
1kW
216円00銭
通電制御型夜間蓄熱式機器割引
1kW
162円00銭

昼間時間とは、毎日午前7時から午後11時までの時間を指し、夜間時間とは、昼間時間以外の時間を指します。

ちゅらクック割引

名前からして、沖縄っぽさを感じさせるちゅらクック割引は、200Vの電気調理器をお使いの方におすすめのメニューです。割引額は、ちゅらクック割引額(電化厨房住宅割引額)= 割引対象額×3%で算出できます。

その他のプランまとめ

沖縄電力では、他にも次のようなプランが用意されています。
・Eeらいふ…エコキュートや電気温水器をお使いの方がご契約いただけるメニューで、朝夕、休日の家族団らん時間帯の電気料金がお得になるプラン
・深夜電力…電気温水器をお使いの方におすすめのメニューで、夜間に限って電気を使用することができるプラン

 

沖縄電力の電気料金は高い?他の会社と徹底比較

沖縄電力は狹いエリア内で運営しているわけですが、その中でも電力自由化によって多くの電力会社が存在しています。中には、沖縄電力よりも魅力的なサービスを展開しているところが多数あります。

沖縄電力と他の電力会社の料金比較

沖縄電力エリアで、特に魅力的な電力会社として次の電力会社が挙げられます。
・シン・エナジー
・ソフトバンクでんき
・楽天でんき

沖縄電力のグッドバリュープランプランで比較すると、次のような違いがあります。
アンペア容量
沖縄電力
グッドバリュープラン
シン・エナジー
きほんプラン
ソフトバンクでんき
おうちでんき
楽天でんき
15A
0円
330円
0円
0円
20A
0円
330円
0円
0円
30A
0円
330円
0円
0円
40A
0円
330円
0円
0円
50A
0円
330円
0円
0円
60A
0円
330円
0円
0円

特筆すべきは、グッドバリュープランは他の電力会社と違って基本料が無料という点があります。また、シン・エナジー以外の電力会社も0円となっていますし、シン・エナジーも330円ととてもリーズナブルな価格設定になっています。

使用量別で比較すると、以下のような違いがあります。
使用量
沖縄電力
シン・エナジー
ソフトバンクでんき
楽天でんき
200kwh(1〜2人・30A)
5,073円38銭
4,580円05銭
4,800円00銭
5,300円00銭
300kwh(2〜3人・30A)
7,823円38銭
6,680円05銭
7,200円00銭
7,950円00銭
500kwh(3〜4人・40A)
13,583円38銭
11,545円41銭
12,000円00銭
13,250円00銭
700kwh(4〜5人・50A)
19,343円38銭
16,399円1銭
16,800円00銭
18,550円00銭

シン・エナジーが、基本料金と合わせてみてもお得感が強いサービスとなっている事がわかります。

沖縄で一番お得な電力会社はどこ?

沖縄エリアで特におすすめできる電気会社はシン・エナジーです。まだ社名を変更して間もない電力会社ですが、既に多くの方に愛されている存在となっています。

これからの電力会社として、エネルギーを作ることから賢く使うところまでを徹底的に拘っているのが特徴です。名前の由来は、Symbiosis(共生)とEnergy(エネルギー)を合わせて作られていることでも有名です。

エネルギーを基軸として、自然との共生を目指すという思いが込められています。コーポレートカラーは、森の緑と海の青を溶け合わせた色「SymEnergyGreen」であり、森が海を育み海が森を潤すように互いに関係し合いながら共生することを宣言しています。

そんなシン・エナジーは、以下2つのプランが用意されています。
・基本プラン…現在従量電灯をご利用中で、電気の使用量が少ない方にオススメのプラン
・生活フィットプラン…現在従量電灯をご利用中で、電気の使用量が多めの方に便利で、夜間休日によく使われるならさらにお得感が増すプラン

戸建てで4人世帯のご家庭の場合で試算すると、生活フィットプランに変えることで年間18,000円程度もお得になります。

 

電気会社を変更すれば電気料金がお得に

沖縄電力を使用し続けるのも悪くありませんが、やはり乗り換えたほうがオトクであることは間違いありません。ただ、実際に乗り換えようと思うと意外と躊躇してしまうものです。

では、実際に乗り換えるとなった場合にどのような手続きが必要になるのでしょうか?

電気会社の変更は簡単?

沖縄電力エリアにおいては、他のエリアと比較すると若干利用できる電力会社が少ないのが実情です。その中でも、地元に密着した電力会社としては、次の2つが挙げられます。
・ゴウダ電力
・おきなわコープ

では、それぞれの乗り換えまでの手続について紹介します。

ゴウダ電力

ゴウダ電力は、全国38か所に発電設備を保有しており、ローコスト電力調達を実現しているシン・エナジーと提携しています。これによって、他の電力会社と比較しておトクな料金で電気を供給しているのが特徴です。

電気の使用量にあわせて選べる料金プランや、JALマイレージやゴウダ割でさらにおトクを実感できるのが魅力的です。切替えた後も、電気はこれまで通り地域電力会社の送配電網によって供給されますので、品質にまったく変わりありません。

万一の停電が発生した場合でも、地域の電力会社が対応するので、メンテナンスやアフターフォローに関しても心配する必要がありません。太陽光発電と蓄電池とのセットでさらにおトクになるゴウダ割では、安くなった電気料金からさらに1%オフとなります!

そんなゴウダ電力では、Webから申し込みが可能で、その後約1か月程度で供給開始日が決定します。その間にメーターの設置や切替を実施しますが、立会いや費用は不要で電気メーターの交換は地域電力会社が実施してくれます。

そして、ゴウダ電力の利用をスタートすることができます。

おきなわコープ

おきなわコープは、原発に明確にNo!を突きつけており、また太陽光を大事にしている電力会社です。沖縄ならではの魅力的なサービスを展開しており、家庭用だけでなく企業向けの電力も供給しています。

太陽光発電システムの無料設置にも対応するなど、その柔軟な対応には高い評価が集まっています。地域に根ざしたプランが多いので、より自分のご家庭にマッチした料金を適用できるのが良いですね。

申込みに関しては、電気使用量のお知らせ(検針票)、電気小売供給契約申込書が必要になります。その後、ホームページから申込書をダウンロードして必要事項を記入して郵送もしくは店舗へ提出します。

そして、スマートメーターへの切り替え作業が行われて、供給開始となります。

 

まとめ

沖縄電力エリアは、原子力発電所がないので、他のエリアにはない発電施設が多いのが特徴です。また、他の電力会社も原子力会社に頼らないことを宣言している会社も数多く見られます。

その中で、よりお得な電力会社を見つけて、月々のお支払いを低減させることができると良いですね!