東北電力の電気料金は高い?一番お得な電力会社を徹底比較

東北電力は、主に東北地方と新潟県をエリアとしている電力会社です。

新しい発電にも積極的に取り入れるなど、その活動範囲の広さには驚かされるばかりです。

その東北電力も、新電力と比較すると価格的にどのような差があるのでしょうか?

ここでは、東北電力の特徴や、新電力との料金差について紹介します。

 

東北電力の電気料金情報まとめ

東北電力の歴史について簡単に紹介すると、実は東京電力と関西電力、中部電力に次いで売上高が高いことで知られています。

大都市を対象とした電力会社を除けば、実質トップの売上があるというのは驚きですね。

また東京都より北にある企業として、日本で最も大きな企業であるという特徴もあります。

その東北電力が誕生したのは1939年のことで、日本発送電株式会社が設立されたことが起源となります。

その後、配電統制令が公布されて奥羽電灯、東北電灯は東北配電株式会社の指定会社となります。

そして、1942年に国家総動員法と配電統制令があり、東北7県にある全ての電気会社を解散した上で、東北配電株式会社に統合されます。

さらに、東北配電株式会社と日本発送電株式会社管轄の東北7県を統合し、東北電力株式会社が設立されて今に至ります。

2019年現在、発電施設は合計 230箇所、1,817万5,450kWに及んでいます。

それぞれの発電施設は、以下のようになります。

水力発電所
・十和田発電所
・生保内発電所
・八久和発電所
・本道寺発電所
・蓬莢発電所
・本名発電所
・上田発電所
・第二沼沢発電所
・宮下発電所
・柳津発電所
・片門発電所
・新郷発電所
・第二新郷発電所
・山郷発電所
・上野尻発電所
・豊実発電所
・第二豊実発電所
・鹿瀬発電所
・第二鹿瀬発電所
・揚川発電所

火力発電所
・八戸火力発電所
・能代火力発電所
・秋田火力発電所
・仙台火力発電所
・新仙台火力発電
・原町火力発電所
・新潟火力発電所
・東新潟火力発電所
・上越火力発電所
・飛島火力発電所
・粟島火力発電所
・両津火力発電所
・相川火力発電所

原子力発電所
・女川原子力発電所
・東通原子力発電所

新エネルギー
・葛根田地熱発電所
・上の岱地熱発電所
・澄川地熱発電所
・柳津西山地熱発電所
・八戸太陽光発電所
・仙台太陽光発電所
・原町太陽光発電所

他の電力会社と大きく異なる点として、基本的には電源周波数が50Hzですが、新潟県の佐渡市全域と糸魚川市と妙高市の一部の計3地域だけは、60Hzで供給しています。

佐渡市については、市内にある発電所からの独自供給を行っていますが、糸魚川市と妙高市では、北陸電力や中部電力から電力融通を受けて管轄している特徴があります。

他にも、新潟県湯沢町の一部においては、東京電力から50Hzの電力融通を受けて管轄しています。

このように、幅広いエリアをカバーしていることによって、他とは違う点があるのが特徴となっています。

東北電力の電気料金推移

東北電力ではさまざまな発電を兼ね備えていて、また幅広いエリアをカバーする電力会社です。

よって変遷を経て今の料金に落ち着いているという事が言えます。

東北電力における、平成以降の電気料金の推移は以下のようにまとめることができます。

改定時期 改定率 改定の経緯
平成8年1月 8.61%
平成102 6.09%
平成122 5.68%
平成147 ▲7.10
平成171 ▲4.23 為替レートや原油価格等の変動に伴う火力発電所の輸入燃料価格の変化
平成187 ▲3.05 為替レートや原油価格等の変動に伴う火力発電所の輸入燃料価格の変化
平成259 8.94% 東日本大震災や新潟・福島豪雨により被災した電力供給設備の復旧などに伴う設備関連コストや、原子力発電所の長期停止に伴う火力燃料費の増加

東北電力の値上げはいつから?

為替レートの変化などもありますが、経営の効率化などによって年々電気料金は低下していましたが、起源となったのが東日本大震災です。

東北電力としては原発は2基しかありませんが、福島では福島原発で大きな事故が発生して、今でもその影響を大きく受けている実情があります。

また、全国で原発に対する見る目がガラッと変わり、再稼働に向けて審査を待っている原発も多数あります。

東北電力としても、女川原発は2・3号機が停止中で、1号機は廃炉が決定しています。

また、東通原子力発電所でも2号機は計画中ですが、その他は全号機停止中であり、それによって電気料金が値上げしなければならない状況です。

他にも、新潟・福島豪雨により被災した電力供給設備の復旧という理由で、平成25年9月に8.94%の値上げを行っています。

東北電力の電気料金確認と計算方法

東北電力において、電気料金は基本料金、電力量料金、再生可能エネルギー発電促進賦課金の合計額で算出できます。

基本料金は、契約電流(アンペア)または契約電力(キロワット)によって変動する仕組みとなっています。

電力量料金は使用電力量によって算出され、燃料費調整額を燃料費の変動に応じて加算あるいは差し引かれていきます。

計算式は次のようになっています。

電気料金 = 基本料金+(電力量料金単価×一ヶ月の使用電気量)±(燃料費調整単価×一ヶ月の使用電気量)+(再生可能エネルギー発電促進賦課金×一ヶ月の使用電気量)

実際に請求される金額については検針票で確認することができます。

また、東北電力のホームページで電気使用量をシミュレーションする機能もありますので、使用することでより請求額に近い数値を知ることができます。

東北電力の電気料金プラン一覧

東北電力では、個人だけでなく企業などに向けてよりお得になるプランを数多く取り揃えています。

自身にピッタリ合うプランを選ぶことで、よりお得に電気を利用することができます。

主なプランとしては、次のようなものがあります。

  • 従量電灯A
  • 従量電灯B
  • よりそう+eねっとバリュー
  • よりそう+ファミリーバリュー
  • よりそう+シーズン&タイム
  • よりそう+ナイト12
  • よりそう+ナイト&ホリデー

では、それぞれにどのような特徴があるのでしょうか?

従量電灯A

従量電灯Aは、アパートの共用部分の廊下・階段の照明などで電気を使用する場合において特にお得になるプランです。

最大電流が5A以下でのみ利用できる点に注意が必要です。

種類・区分 単位 料金単価
最低料金 最初の7kWhまで 1契約 257円04銭
電力量料金 上記をこえる 1kWh 18円24銭

従量電灯B

従量電灯Bは、主に一般家庭で電気を使用する方向けのプランです。契約電流は使用する機器などによって最大60Aまで選択が可能です。

 

種類・区分 単位 料金単価
基本料金 10A 1契約 324円00銭
15A 1契約 486円00銭
20A 1契約 648円00銭
30A 1契約 972円00銭
40A 1契約 1,296円00銭
50A 1契約 1,620円00銭
60A 1契約 1,944円00銭
電力量料金 最初の120kWhまで 1kWh 18円24銭
120kWhをこえ300kWhまで 1kWh 24円87銭
300kWhをこえる 1kWh 28円75銭
最低月額料金 1契約 257円04銭

よりそう+eねっとバリュー

よりそう+eねっとバリューは、2019年4月に誕生したばかりのプランです。

従量電灯Bがよりお得になり、使用量にかかわらず毎月一律54円も割引されます。

この割引を適用される条件としては、以下の3つが必要です。

  • よりそうeねっとに加入している
  • 検針票をWebでのお知らせに切り替えている
  • 支払い方法がクレジットカードまたは口座振替である

決してハードルが高くないのに、これだけお得になるのが良いですね。

種類・区分 単位 料金単価
基本料金 10A 1契約 270円00銭
15A 1契約 432円00銭
20A 1契約 594円00銭
30A 1契約 918円00銭
40A 1契約 1,242円00銭
50A 1契約 1,566円00銭
60A 1契約 1,890円00銭
電力量料金 最初の120kWhまで 1kWh 18円24銭
120kWhをこえ300kWhまで 1kWh 24円87銭
300kWhをこえる 1kWh 28円75銭
最低月額料金 1契約 203円04銭

よりそう+ファミリーバリュー

よりそう+ファミリーバリューは、主に三世代同居している大人数ファミリーにぴったりなプランです。時間帯や季節も問わず、とにかく電気を多く利用する家族にとってお得になるプランであると言えます。

400kWhをこえる場合で、従量電灯Bよりオトクな料金となります。

種類・区分 単位 料金単価
基本料金 3kVAまで 1契約 972円00銭
上記をこえる 1kVA 324円00銭
電力量料金 最初の400kWhまで 1kWh 22円35銭
400kWhをこえる 1kWh 27円20銭

よりそう+シーズン&タイム

よりそう+シーズン&タイムは、主にヒートポンプ機器を使用するオール電化住宅にぴったりなプランです。

ピーク時間に節約することで、よりお得になるのが魅力的です。

種類・区分 単位 料金単価
基本料金 主開閉器契約 10kVA以下の場合 1契約 1,944円00銭
上記をこえる 1kVA 432円00銭
実量契約 10kW以下の場合 1契約 324円00銭
上記をこえる 1kW 594円00銭
電力量料金 昼間 冬季ピーク 1kWh 42円36銭
夏季ピーク 1kWh 42円36銭
その他季ピーク 1kWh 38円50銭
オフピーク 1kWh 26円24銭
夜間 1kWh 11円22銭

よりそう+ナイト12

朝にゆっくり家事をする場合や、夜に趣味の時間を持ちたいご家庭にとってオススメなプランです。

夜間時間を12時間とした料金プランですので、ライフプランが適切にマッチするご家庭では特におすすめできます。

種類・区分 単位 料金単価
基本料金 主開閉器契約 6kVA以下の場合 1契約 1,404円00銭
6kVAをこえる場合

最初の10kVAまで

1契約 1,944円00銭
上記をこえる 1kW 324円00銭
実量契約 6kW以下の場合 1契約 1,922円40銭
6kWをこえる場合

最初の10kWまで

1契約 2,662円20銭
上記をこえる 1kW 442円80銭
電力量料金 昼間 最初の70kWhまで 1kWh 25円95銭
70kWhをこえ170kWhまで 1kWh 35円40銭
170kWhをこえる 1kWh 40円92銭
夜間 1kWh 11円71銭

よりそう+ナイト&ホリデー

平日夜10時から朝8時までと休日がお得なプランとなっていて、一般的なライフサイクルの家庭でぜひ取り入れたいものとなっています。

種類・区分 単位 料金単価
基本料金 3kVA以下の場合 1契約 972円00銭
4kVAの場合 1契約 1,296円00銭
5kVAの場合 1契約 1,944円00銭
6kVAの場合 1契約 2,592円00銭
電力量料金 平日昼間 最初の60kWhまで 1kWh 23円59銭
60kWhをこえ140kWhまで 1kWh 32円18銭
140kWhをこえる 1kWh 38円62銭
夜間・休日 1kWh 15円59銭

その他のプランまとめ

その他のプランとしては、次のような主に夜間にお得になるプランが用意されています。

  • よりそう+ナイト8…夜11時から朝7時までの時間帯がお得なプラン
  • よりそう+ナイト10…夜10時から朝8時までの時間帯がお得なプラン
  • よりそう+ナイトS…昼間時間に電気のご使用量が比較的少ない方向けのプラン
  • よりそう+サマーセーブ…夏季の「ピーク時間」の電気のご使用量を移行して、電気料金を節約できるプラン

 

東北電力の電気料金は高い?他の会社と徹底比較

東北電力は、年々値上げを敢行していることもあって、どうしても他社と比較すると高くなっている印象があります。

最近では新電力と呼ばれる新しい会社も続々と誕生しており、余計に高い印象があります。

では、具体的にどれだけ高いのでしょうか?

東北電力と他の電力会社の料金比較

東北電力エリアで他に利用できる電力会社の中で、特にお得になる会社としては次があります。

  • 自然電力
  • エルピオでんき
  • はなカメくん電気

東北電力と従量電灯プランで比較した場合、次のような違いがあります。

アンペア容量 東北電力

従量電灯B

自然電力

エリアSE100

エルピオでんき

スタンダードプランS

楽天でんき

プランS

15A 48600 21060
20A 64800 28080
30A 97200 42120
40A 1,29600 56160 1,0674
50A 1,62000 70200 1,31976
60A 1,94400 84240 1,58371

最もオトクなのが自然電力で、東北電力の半分以下の数値となっています。また、楽天でんきの場合は基本料金無料で単価26円で計算されます。

使用量別で比較すると、以下のような結果となります。

使用量 東北電力 自然電力 エルピオでんき 楽天でんき
200kwh12人・30A 4,522 5,499 5,330 4,300
300kwh23人・30A 6,655 8,062 7,630 6,450
500kwh34人・40A 11,496 13,112 12,420 12,900
700kwh45人・50A 16,338 18,562 17,250 15,050

東北で一番お得な電力会社はどこ?

東北電力エリアで最もオトクな電力会社としては、楽天でんきがあります。

楽天でんきは携帯電話にも新規参入する楽天グループが提供する電気です。

安定したサービスが魅力的で、電気料金が約7.7%もお得になるので、乗り換えるのには最適です。

料金で言えば、最大12,000円程度の削減が期待できます。

また、楽天でんきでは楽天スーパーポイントがたまります。

これは、キャンペーンも利用しての数字ですが、年間約4,100ポイントを獲得できますので、楽天市場を頻繁に利用されている方にとってもお得です。

200円で1ポイント貯めることができるので、継続してポイントも獲得できます。

基本料金が0円で、しかも違約金もかかりませんのでよりお得感が強いサービスであります。

 

電気会社を変更すれば電気料金がお得に

東北電力エリアでも、他の電力会社に乗り換えたほうがお得になりますが、実際に乗り換える場合には手続きが面倒な印象があります。

では、実際にどの程度面倒なものなのでしょうか?

電気会社の変更は簡単?

東北電力エリアに密着したサービスを展開しているのが、エネワンでんきと自然でんきです。それぞれの乗り換えまでの手順は以下のようになっています。

エネワンでんき

エネワンでんきは、業界トップクラスの低価格プランを用意している電気会社です。

また、単に安いだけでなく、環境問題にも積極的に取り組んでおり、高く評価されています。

電力供給実績も十分あり、安心して利用することができますよ。

申し込みについては、Webまたは電話から行うことができます。

Webの場合は、ホームページから仮申し込みして、その後配信されるメールをクリックすると本登録が完了します。

電話の場合は、サービスセンターに電話して自宅に郵送される申込書に必要事項を記入して、返送します。

それぞれの方法で、スマートメーターの設置を行うと申し込みが完了します。

自然でんき

自然でんきは、ソフトバンクグループの電力会社です。

基本料金は無料で、よりお得に利用することができるのが魅力的です。

再生可能エネルギーを最大50%に持っていくことを目標としており、そのコンセプトも高く評価されています。

自然でんきへの申し込みはインターネット上で行うことができます。

質問形式で答えていくだけで申し込みが完了して、後にスマートメーターが設置されると利用開始できます。

他の電気会社と違い、電話での申し込みはできませんので注意しましょう。

 

まとめ

東北電力は、圧倒的に広いエリアをカバーしている電力会社ですが、料金面を見ると他の電力会社の方がお得に利用できます。

単純に金額だけを捉えるだけでなく、コンセプトや安定した電力供給ができるなどのファクターを重視して、適切な電気会社を選ぶようにしましょう。